ゲルマン部族の一覧は

言語により東ゲルマン、北ゲルマン、西ゲルマンの三つに分類される。

東ゲルマン語はすでに死滅している。

→ゲルマン語派。

しかしこうした分類は近年の事であり、昔は全く異なる分類がなされている。

古代ギリシャ時代にはゲルマンという概念はそもそも存在せず、スキタイ諸族とケルト諸族に大別されていた。

後のローマ時代には概ねオーデル・ヴィストゥラ諸族、ライン諸族、エルベ諸族、ジュトランド・デニッシュ諸族の四つに分類された。

オーデル・ヴィストゥラ諸族は今日、東方ゲルマンと呼ばれるグループに相当し、残りの三族が西方ゲルマンと呼ばれるもので、移住せずにスカンジナビアに残った人々を北方ゲルマンとしている。

またタキトゥスはバルト海沿岸部の諸民族が共通した文化を持つスエビ諸族であると主張したが、タキトゥスは「スエビ」が具体的にどのような共通文化を持つのか明言しておらず、実際に文化の連続性があったのか疑問が持たれている。

歴史学者のアーサー・ポメロイは「スエビとした複数の集団には全く共通性がない訳ではないが、それ以上に文化や言語で明確に異なる部分がある」と指摘。
update:2010年07月25日